後立山末端(新潟) 権現山(345m) 2017年10月21日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 6:08 林道終点−−6:16 廃林道終点−−6:25 標高250m急登終了(電話線電柱)−−6:40 池−−6:51 送電鉄塔(送電線巡視路兼廃林道)−−7:06 権現山 7:10−−7:21 廃林道終点−−7:28 往路の電話線直下に戻る−−7:38 標高250mから急な下り開始−−7:41 廃林道−−7:52 林道終点

場所新潟県糸魚川市(旧青海町)
年月日2017年10月21日 日帰り
天候
山行種類籔山
交通手段マイカー
駐車場西側の林道終点に駐車場あり
登山道の有無無し
籔の有無廃林道から送電線巡視路に出るまでの間で草藪あり
危険個所の有無無し
山頂の展望無し
GPSトラックログ
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コメント西側の歌川沿いのセメント工場から延びる林道の舗装終点に駐車し地形図上で標高200m前後を通る破線経由で山頂に至る。標高200m前後は閉鎖された採石場の廃林道、その後は電話線の巡視路?→送電線巡視路を歩いて山頂へ。最初は全線送電線巡視路を考えたが余分なアップダウンが多いため地形図の破線に賭けてみた。期待していなかったが予想通り廃道状態で獣道に大いに助けられた




林道入口はセメント工場?を突っ切る 舗装終点。車はここまで
東に延びる廃林道を歩く 糸魚川市の名もあるので私道ではないようだ
廃林道から見た佐渡島 電柱が立っている
採石場跡 門のようなコンクリート構造物を潜る
たぶん地形図の建物マーク 廃林道終点から細い踏跡を辿る
傾斜がきつくなると道が明瞭化(でも廃道)
でかい倒木を潜る
落石に埋もれた階段 標高210mで急登終了。肩に出るが草藪でルート不明
草藪に突入し廃林道のような平坦地を東へ 電柱が現れると踏跡(獣道)登場
階段登場。どうも現役の道らしい 電話線の巡視路だろうか
こちらは能登半島。くっきり見えていた 標高315m峰南側は植林
標高315m峰南側の池 標高305m峰東側の谷の堰を通過
標高325mの電柱で送電線に接近 送電線巡視路を探す
巡視路は逆方向の西へ。これを辿る 太い廃林道に合流。これを東へ
送電線が交差する場所 送水管? 採石場跡から続くものだった
糸魚川市道らしい 廃林道は東の採石場へ
巡視路を北へ 鞍部で電話線が越える
権現山山頂 送電鉄塔は山頂のすぐ北側直下
目印を残す 廃林道から見た権現山の送電鉄塔
482m峰を越える送電線の巡視路分岐 かなり立派な巡視路らしい
往路で廃林道に合流した地点。さらに廃林道を進む 廃林道終点。この先は巡視路
巡視路は送電線沿いに上がっていく 余分な登りを避けて往路に戻る
往路の踏跡より一段上の廃林道 往路の踏跡
標高300m地点 標高210m肩の藪は獣道に従い北側を迂回
階段を下る 採石場跡の廃林道終点
採石場跡を東側から見る 廃林道を西へ
何の構造物だろう? 駐車場到着


・今週末は沖縄方面から台風が接近し太平洋側から雨が降り始めるため、最も雨の降り始めが遅い日本海側に向かった。そろそろ低山でも登れる程度の気温まで下がったので糸魚川(旧青海町)の海沿いの低山を巡ることにした。

・最初に向かったのは権現山。親不知の東側の小不知の南側にある山。ネット検索をかけたが権現山はそれこそ山のように出てきたが青海の権現山の記録は発見できなかった。

・地形図を見ると東の採石場から道が上がっているのでこれが確実だが、間違いなく採石場内の工事用道路だろうから一般人の立ち入りはできないだろうと判断、西側の林道から攻めることにした。

・地形図ではこちらも採石場の可能性が高く、グーグルマップの衛星写真で確認すると木に覆われて今は使われていないことが判明。これなら立ち入りは問題なさそう。衛星写真で見える林道はまだ現役っぽかった。

・林道終点付近から420m肩を越える送電線の巡視路に乗ってその後は巡視路を歩いて山頂まで行こうと考えたが、地形図をよく見ると権現山まで標高差100mくらい下ることになり、帰りはこれを登り返すので効率が悪いことに気付く。これよりも林道の標高200m付近で東へ分岐する破線を辿れば余分なアップダウンがないので楽に歩けそう。ただしこの破線が「生きた道」である保証は皆無。現場で判断することにした。

・林道入口はセメント工場の敷地を横断するような形になっていた。ただしゲートや一般車立入禁止等の看板は皆無で、上がっていっても工事車両は時速20km/hの制限速度を守れとの看板があちこちにあり、一般車が入ることを前提としているようだ。ただし利用する車は少ないようで路面は落ち葉で覆われ小さな落石も多数あった。でも全線舗装道路だった。送電線の下を通過する場所では巡視路入口が2か所あった。

・標高200m地点で林道が分岐。東へ延びる地形図の破線は廃林道で入口には施錠された車止めあり。念のために右に鋭角に曲がる林道を上がってみたがヘアピンカーブを抜けると完全に廃林道化していた。曲がり角に戻り駐車場に車を止め、道が無いリスクはあるが東への廃林道を歩くことにした。今回は濡れた藪を警戒して長靴で出発。何せ2週連続で登山靴は水没状態になったから。昨夜も弱い雨が降っていたので藪が濡れている可能性は大、というより確実に濡れている。

・廃林道入口には落石危険のため立入禁止の看板あり。採石業者だけでなく糸魚川市の名前も入っていて私道ではなく市道らしかった。だったらもしかしたら本当に破線通りの道が存在するかもしれないと期待できた。

・廃林道は採石場跡まではそこそこまともで藪も無し。採石場敷地内では4階建てくらいの高さがある門のようなコンクリート構造物を通過する。その先に廃屋あり。おそらく地形図の建物マーク。ここまでくると廃林道は草に覆われ始めてあやふやになってくる。

・採石場東端で廃林道はたぶん終点(草藪が深くて判断不能)。地形図ではここから急斜面を登ることになっていて、獣道らしい細い踏跡を辿る。

・斜面が立ち上がると階段が登場。ルートは合っているようで一安心。ただし階段は大きな倒木があったり落石で覆われたりで明らかに廃道。

・傾斜が緩むと標高210mで肩地形に出る。ここには電柱が立っている。この先で平坦地に変わると同時に樹林が開けた植生に変わり草藪が茂ってルート不明に。地形図ではこの先は横移動に変わるはずで深い草藪に突入。何となく廃林道っぽい平地を強引に進むと獣道らしき筋に合流。帰りはこのルートを辿ったら往路より海側を迂回していた。こちらの方が遥かに藪が薄く獣道は明瞭だった。

・この後は比較的明瞭な道が続く。人間の足跡は無いがイノシシと思われる足跡は明瞭。電線の下に出ると明らかに刈られた道になり場所によっては土止めの階段も。電柱には電話線との表記があり、どうやらまだこの電話線は生きていてその巡視路らしい。送電線巡視路よりは整備状況は悪いが周囲の藪を漕ぐよりもずっとマシ。

・標高320m峰南側鞍部を通過するところには地形図に記載はないが東西に細長い池あり。電線は池の北側を通っているが道は南側の杉植林帯を通っている。植林の中は藪は無く歩きやすい。

・池が終わると池から流れ出す沢を堰き止めている小さな堰を横断する。道は電話線の真下に続く。

・標高325mで右手に送電鉄塔が登場。電話線はまだ東に延びているが道が無くなり草藪に変わったため、送電線巡視路に乗り換えることにした。送電鉄塔下に行き東に道が無いか確認したが見当たらなかったため、逆方向の西に延びる巡視路を辿ると東西方向に延びた太い廃林道に合流。これを東に向かった。こちらは藪皆無で快適に歩けた。数か所で巡視路が分岐するが権現山はまだ先なので直進する。

・地形図で池がある凹地は樹林が邪魔して本当に水が溜まっているのか見えなかった。廃林道は大きく高巻きする。余分なアップダウンが無く効率的なルート取り。

・権現山南鞍部で廃林道は東へと下っていくが山頂方向に送電線巡視路が分岐する。そちらに入るとすぐに電話線が横断、こちらの下には道は無い。僅かに登ると灌木藪に覆われた権現山最高点に到着。巡視路は藪をきれいに刈り払ってさらに先に延びていて山頂北側直下に送電鉄塔が立っていた。山頂の立ち木に赤テープを残した。

・帰りは送電線巡視路の廃林道を辿ってみることにした。もしかしたら送電線巡視路とは別に廃林道が等高線に沿って山肌を巻いて採石場南側の廃林道に接続している可能性があると考えたからだ。しかし廃林道はこの先で消滅し巡視路に変わり、尾根を上がる送電線とともに上に向かい始めたので諦めて元の電話線ルートに戻った。そこまでは杉の植林帯で藪は薄く歩きやすかった。途中で別の廃林道に合流したが電話線巡視路とほぼ平行しており、そのうちに藪に消えてしまった。この後は往路を戻る。

・車に乗って林道を下り土曜日でも操業中のセメント工場を突っ切って県道に出たが特に問題は無く、この林道は一般車が立ち入っても問題ないことがはっきりした。

・藪を完全に避けるなら林道途中の送電線巡視路から往復するのがいいだろう。ただし往路も復路も余計な登りが加算される。

 

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